内科医キューピーのつぶやき

医学部首席になれた勉強法や医学情報を発信したりします。

【COVID-19】医療崩壊間近なのに人々が自粛しない理由

キューピーです。

 

Twitterを見ていると、医療従事者のアカウントから悲鳴が聞こえてきます。

 

特に大阪や北海道で顕著です。

 

僕は都内勤務ですが、NCGMの忽那先生もいよいよ、切羽詰まった発信をしています。

 

※ネタがなくなったので久しぶりの私見記事です。コロナうつ傾向の人は閲覧を勧めません。

 

 

 

目次

 

 

【人類はコロナに勝てない】

・そもそも論として、人類はコロナに勝つことができません。

・その理由としては以下が挙げられます。

-全員が重症化するわけではない。

-感染者の半数程度が無症状である。

-COVID-19を確定診断する方法がない。

・例えば、若者は"コロナはただの風邪"と思ってしまいがちです。

・それは全然若者が悪いのではなく、本当に若者にとっては風邪に過ぎないからです。

※ただし、後遺症の存在を除きます。また、感染者数が増えると若年者の死亡例も報告が増える可能性は否定できません(米国などでは普通に若年者も死亡しています)。

・従って特に家族と同居していない若者が行動を自粛する動機がありません。

・そして更に厄介なのは、コロナ感染者の半数弱が無症状と考えられていることです。

・これこそが、人類がコロナに勝つことができない最大の要因だと思います。

・つまり自分は重症化しないと分かっている、無症状である若者に「飲み会をするな」と言っても聞き入れられるはずがありません。

・たとえどんなに医療従事者が警鐘を鳴らしたところで、全くの無意味です。

→これは、繁華街の人出が全く減っていないことからもよく分かると思います。

・ちなみに僕自身は3密を避け、マスク着用も欠かしませんがそれは以下の理由からだと思います。

-そもそも3密空間が嫌い、大人数の飲み会も嫌い。

-自分が無症状である可能性を想像するだけの頭がある。

-(医師という仕事柄から)高齢者を守ろうという意識がある。

・特に下2つが重ならないと若者はなかなか自粛できないと思います。

・自分が無症状感染者かも、と想像できるのは考えることが得意な人でないとかなり難しいと思います。

・高齢者を守ろうという考えを持つ人も、医療従事者などでないと厳しいと思います。

・それからCOVID-19を確定診断する方法がないという点についても少し述べます。

・現状、PCR陽性者を感染者としていますが、再三申し上げた通りPCRは絶対的ではありません。

・つい先日も都内病院のクラスター発生の経緯でこんな話を耳にしました。

-コロナを疑った患者がいたが、2回PCRが陰性だったため一般病床に移した。

-その後症状が持続するためPCRを再検したら陽性だった。

-その患者がきっかけとなり小規模ではあるが、院内クラスターが発生した。

PCRは未だに多くの人に理解されていません。

・ですが"自分が無症状かも"と想像することが困難な人に、PCRについて正しい理解ができるとは到底思えません。

・これらから分かる通り、人類は最初からコロナに勝つことができない運命なのです。

・重要なことは、自粛しない人が悪いのではなく、コロナが人類に対して強すぎるのです

 

【医療従事者の声を届けるには?】

・冒頭に紹介したツイートにあるように、多くの医療従事者は現場の声を届けようと必死です。

・しかし現状、全くその声は届いていません。

→再度ですが、繁華街の人出は全く減っていないのです。

・僕は医療従事者の声を政策等に反映させるには"診療をボイコットする"以外不可能だと思います。

・そうして皆が、"自分が医療を受けられない"という当事者になってようやく分かるのだと思います。

・しかし、現実問題としてボイコットなどできるはずがありません。

・多くの医療従事者は人を救いたくて職についているので、それに逆行できるはずがありません。

・従って、この問題については、僕はあきらめるしかないと思っています。

・つまり粛々と診療を続け、医療崩壊しても粛々とできることだけを続けるしかない、と思います。

・声をあげても無駄だ、と諦めた方が、毒を吐き続けるより遥かにストレスが少ないです。

 

 

以上になります。

 

結局諦めるしかないのか!と言われそうですが、仕方がありません。

 

皮肉にもコロナは人類の弱点をこれでもか、と突いてきます。

 

つまり、大多数の人間は利己的であり、考えるという行為が嫌いなのです。

 

あと、次はちゃんと考えて選挙に行くのも大事だと思いました。 

 

現状、与野党のどの政治家もまともに機能しているとは思えません。

 

僕は選挙行かない人間だったので、何も文句が言えないです。。。

 

それでは。