内科医キューピーのつぶやき

医学部首席になれた勉強法や医学情報を発信したりします。

【COVID-19】コロナ第3波について

※コロナ報道等で自覚がなくても精神的負荷がかかってしまう方がいるようです。

そういった場合は、積極的に情報に触れないようにすることも重要な対策です。

情報を冷静に受け取れる方のみ、記事を読み進めてください。

 

キューピーです。

 

いわゆる第3波が到来しています。

 

今回は現時点で第3波について分かっていることや私見などを述べていきます。

 

毎度ですが、私見なので必ず一歩引いた視点で読んでください。

 

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目次

 

 

【コロナのことを知りたい方へ】

pkun.hatenablog.com

・まとめ記事です。

・出来はそこそこ良いと思うので勉強したい方は是非読んでみてください。

・間違い等のご指摘があればコメントください。

 

【陽性率も確認するべき】

・まずは第3波の現状に関して考えたいと思います。

・陽性率に関しては結構僕自身の持論なので、一歩引いた視点で読んでください。

・僕が以前第1波の巨大さを主張する根拠に第1波の陽性率を挙げました。

pkun.hatenablog.com

f:id:p_kun:20201119002613p:plain

・上図が都内の第1-2波の陽性率推移で、第1波のピークは30%超と驚異的な数値でした。

・僕は陽性率が高い=検査が追い付いていないと考えています。

・そして検査が追い付いていないということは、以下のいずれかが原因と思います。

①検査体制が不十分である。

②想定を上回るスピードで感染拡大している。

・コロナ禍になり1年も経つので、先進国である日本が①の状態になるとは考えていません。

※もしその状態に陥ったら、明らかに行政の力不足による人災です。

・ですから僕は、陽性率が高い=感染拡大のスピードがかなり速いと考えています。

・なのでもし、感染者数と陽性率が一緒に上昇している時は"怖い"と思います。

※こういうことが"コロナを正しく怖がる"ということだと考えます。

・新規陽性者数と陽性率の一例を示します。

-東京都:新規陽性者数(11/19)-534人、陽性率(11/18時点)-5.8%

-札幌市(11/19):新規陽性者数-197人、陽性率-13.9%

※ただし東京都は過去7日間の移動平均で算出するため、単純に比較できないのと、もうしばらく経過を追わなくてはなりません。

・とはいえ、(東京も危険ですが)札幌市は非常にまずい状態であることが分かります。

・このように新規陽性者数だけでなく、陽性率も確認するクセをつけると、より正しい理解に近づくと思います。

 

【どうすれば感染拡大を防げたのか】

・これは何回も主張していますが、会食の場が最も問題になると思います。

・つまり、お互いにマスクを外した状態で長時間会話が交わされることが問題です。

・この状況を潰すために、政府が模範例の呼びかけを行う。これが行われていれば、第3波はもっと遅らせられただろうし、波ももっと小さく済んだと思います。

・尾身先生をはじめ、多くの専門家が発信していますが、大事なことを書きます。

「食べるときは静かに食べる。食べていないときにマスクをした上で話す」

・もしこれが常識になれば、感染者数を大幅に減らすことができると思います。

・現状は専門家が呼び掛けても、「現実的でない」などと批判されるようです。

↑↑↑↑↑

・実は上記の内容は数日前に下書き記載していたのですが、11/19に行政側から呼びかけが行われました。

※毎度のことながら遅すぎ!と思います(笑)

小池都知事の"5つの小"がこれに当たります。

・3密と並び、良い呼びかけだと思います。その理由は後で述べます。

・ピンポイントで会食の場を狙ってきたことは評価できます。

・しかし時期が遅すぎます・・・。なぜもっと早くに呼びかけられなかったのでしょうか。

※"5つの小"は必ずしも外食産業を潰すような呼びかけではありません。出入り禁止と言っているわけではないのです。

 

【"3密"や"5つの小"が良いやり方だと思う理由】

・いわゆる"スローガン"的な呼びかけがよいと思う理由は簡単です。

・"分かりやすい"ことと"流行りやすい"ことです。

・まず"分かりやすい"ということから述べます。

・実は前述の尾身先生の呼びかけは医学的に至極真っ当であり、僕自身も以前から意識していました。

・つまり、マスクを外した人同士が向かい合って飛沫を飛ばし合う状態が感染リスクなのです。

・僕にとっては、このことは理解も簡単ですし、何の疑問も持ちません。

・しかし、理由は明確ではありませんが、多くの人にとってはこの内容が"理解できない"ようです。

・尾身先生だけでなく分科会全体を通しても、同様の呼びかけの記事を目にしました。

・しかしいずれの呼びかけも、世論に"馬鹿馬鹿しい"と一蹴されてしまったのです。

・記事の一例はこんな感じです。他に過激な批判記事もありました。

news.biglobe.ne.jp

・どうして尾身先生の主張が理解されないのか一生懸命考えましたが、とてつもなく長くなりそうなのでここで打ち止めにしておきます。

・結論としては、"スローガン"は難しいことを考えるのが苦手な大多数の人々にも理解されやすい、というメリットがあるのです。

・もう1つの"流行りやすい"ということは分かると思います。

・"3密"は流行語になりましたよね。流行するとより多くの人に浸透します。

・"5つの小"がより多くの人々に"理解"され、"浸透"することを願っています。

 

【3密の場へ何回も行ったけどコロナに感染しなかったという人】

・こういう主張をする人もチラホラいるようです。

・"これまで3密の場所に行きまくってたけど感染しなかった"ということです。

・2つの事実を考えることで、この主張を論理的に説明します。

・まず1つは、普通に感染していたけど無症状で終わったという可能性です。

・COVID-19がここまで世界で猛威を振るった原因の1つは無症状者の多さにあります。

・致死率の高い感染症は宿主が総じて死んでしまうため、病原体自身も拡散しにくい特徴があります。

スペイン風邪の変異変遷でもそのような傾向があったという歴史的事実もあります。

・まとめ記事でも記載しましたが、現在のところ3-4割が無症状かな?という考えが一番主流だと思います。

・ですので、感染していたことに気づかなかったという可能性があると思います。

※加えて、3密の場所に行きまくるような人は検温などをしておらず、発熱など有症状でも気づきにくい気がします(笑)

・もう1つは3密の場にウイルスが沢山存在しているという認識そのものが間違っている可能性です。

・東京都の人口は約1400万人です。

・これまでの東京都内のコロナ陽性者数の累計は約35000人です。

・これは0.25%です。更に35000人というのはこれまでの"累計"です。

・そうです。COVID-19罹患者は恐らく多くの人のイメージより少ないと思われます。

・仮に累計である35000人が全員ウイルスを排出している(そんなわけありませんが)としても、1000人と濃厚接触して2-3人の比率です。

・もちろん無症状者の存在等から、見逃されている感染者もいると思われます。

・しかし、それを考慮しても、やはり"イメージより感染者は少ない"と思います。

・この2つの理由が"これまで3密の場所に行きまくってたけど感染しなかった"ことの理由だと思います。

・しかし、だから3密の場所に行きまくっていいことにはなりませんよ(笑)

・これも多くの人にとって理解が難しいのかもしれませんが、リスクを減らすために3密の場所は極力避けましょうとだけ述べておきます。

 

【COVID-19罹患者=悪ではない】

・これもとっても強調したいことです。

・とはいえ、このような風潮は一部の田舎を除いて無くなりつつあります。

・すごく気を付けていても罹患してしまう人は、確かに存在するのです。

・個人的には3密しまくって罹患した人はさすがに"悪"だと思います。

・しかし罹患者全員がそういう人ではないということを改めて強調したいです。

・それと、医療従事者の罹患者についてはむしろ被害者だと思います。

・身内擁護というわけではありませんが、特に前線で戦う看護師さんには頭の下がる思いです。

 

【僕が実行していることと第3波の予想】

・僕自身が第1波収束後から気を付けているポイントを記載しておこうと思います。

-マスクをしていない人とは話さない。

-マスクをしていない人に遭遇したら2m以上離れる。

-飲み会は目上の人に誘われた以外は行かない。

-友人とはオンライン飲み会を行う。

-外食は感染対策を行っている店のみに行く。

-コース料理を極力選び、料理と料理の間はマスクを着用する。

-マスク着用下であれば、満員電車などの密でも許容する。

・また、経済を回すために以下のようなことも意識していました。

-医療従事者などコロナ禍で収入が減らない人が経済を回すべきと考える。

-外食の頻度は減らすが、行ったときは普段選ばないような高いコースを選ぶ。

-給付金は基本的に使い切る。特に外食や旅行産業を対象に選ぶ。

-流行地→流行地の旅行はむしろ積極的に行う。

※東京発なら東京着以外ダメですが・・・。

・最後に第3波の予想です。

・単純な計算や考え方ですが、都内で1000人/日の新規陽性者が出たら第1波相当と考えます。

・つまり、都内で1000人/日くらいになったら著名人が亡くなると思います。

・ただし、治療の進歩で死亡率は抑えられる傾向にあるため、第1波ほどは亡くならないと思います。

・著名人の犠牲者が出たら一気に自粛ムードになると思います。

 

 

以上です。

 

最後にもチラッと書きましたが、外食や旅行産業など、ダメージの大きいところは皆で支えなければなりません。

 

第3波が第1波を超えないことを願っています。