内科医のつぶやき

医学部首席になれた勉強法や研修医にオススメの教科書を紹介したりします。

【COVID-19】日本におけるコロナの年代別致死率

キューピーです。

 

最近コロナのことばかり記事にしていますが、コロナ流行期はそうすることにしました。

 

6月のように下火になったらまた勉強した内容を投稿しようと思います。

 

さて、また忽那先生がめちゃくちゃ分かりやすい記事を投稿していました。

 

news.yahoo.co.jp

 

もう僕は自分で内容をまとめるより、専門家の信頼できる記事を紹介する方がいい気がしてきました(笑)

 

無知の知、謙虚さって大事です。。。

 

それはさておき、論文を読むにはやはり批判的にならなくてはなりません。

 

例えば後遺症については以下の記事で述べましたが・・・。

 

pkun.hatenablog.com

 

話題の論文でも、COVID-19の入院患者を相手取った研究ですので、入院のいらない軽症例での後遺症の頻度は定かではありません。

 

実はそこまで後遺症の頻度が高くない可能性もあります(逆にもっと高い可能性もありますが・・・)。

 

しかしながら未知の感染症であり、まだまだこわいことは事実です。

 

上記の忽那先生の記事は大変分かりやすく、かなり正確な情報ばかりですが、例えば後遺症については今述べたように一歩引いて眺める必要はまだあります。

 

その中でもある程度正確性を有していると思われるのが、致死率です。

 

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記事より引用させて頂きました。

 

これを見て分かる通り、若年者は致死率が低く高齢者は致死率が非常に高いことが分かります。

 

それで、何が言えるの?と言われたらそれまでになります。

 

このデータからは、

日本におけるCOVID-19の致死率は若年者で著しく低く、高齢者で非常に高い

ことが言えます。それ以上でもそれ以下でもありません。

 

それで、思いだしたのがこの論文です。

 

pkun.hatenablog.com

 

まさにニューヨークで医療崩壊が起き、現場が地獄と化していた時の疫学的研究です。

 

この時の20代男性患者の死亡率は7.1%であり、震えあがったのを覚えています。

 

これと日本の若年者の致死率の差について、自分なりに考察してみました。

 

大きな要因は、恐らく医療崩壊が起きているか起きていないかの違いだと思います。

 

つまり人工呼吸器などの医療リソースが十分に使えたか使えなかったか、ということです。

 

逆に言うと、日本でも医療崩壊が生じた場合は若年者の致死率が上昇しうると考えました。

 

確かに第一波のときは人工呼吸器管理をされている20代女性の報道も連日なされていましたよね。

 

もう1つ考え得る要因は、山中教授が言うところのいわゆる「ファクターX」です。

 

恐らく人種差、さらに恐らく遺伝学的な要因だとは思いますが・・・。

 

肥満などの生活習慣病の割合なども関係があるかもしれません。

 

これについては何とも言えないところですね。

 

 

はい。今回は日本の年代別致死率を示しました。

 

これをみてどう解釈するかは人それぞれでしょう。

 

僕個人としては、80歳以上の患者さんと接する機会も多いので、感染しないようにしないといけないな、と感じました。

 

それでは。