内科医キューピーのつぶやき

医学部首席になれた勉強法や医学情報を発信したりします。

【COVID−19】医療崩壊が始まりました

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キューピーです。

 

もう2週間ほど、スーパーで買った弁当やお惣菜だけを食べる生活が続いています。

 

 

今日もスーパーに行くといつも通りまばらながら、買い物をするお客さんがいます。

 

人は減りましたが、街を歩くと、今医療崩壊が起こっていることなんて嘘のように感じます。

 

しかし、残念ながら医療崩壊は始まってしまったのです。

 

本日、日本救急医学会と日本臨床救急医学会から声明が発表されました。

 

声明の要点は以下の通りです。

 

 

・現場では、救急医療体制の崩壊を既に実感している。

・地域の基幹病院ではCOVID−19への対応の負担が増している。

・肺炎が疑わしい症例はほとんどの病院で救急搬送を断られている。

→その結果多くの症例が救命救急センター(救急医療の最後の砦)で受けている。

・本来救急救命センターで救われるべき、心筋梗塞脳卒中などの重症例が診療できない状況に陥りかけている。

・一方で当初は他の病気で入院した人が実はCOVID−19だったという例も増えている。

→院内感染のリスクが高まっている。

・陰圧室および個人防護具が絶対的に不足しており、患者数の増加に対応できない。

 

 

といった感じです。

 

まず、なぜ多くの肺炎が断られているのか、理由は簡単です。

 

COVID−19用の病床がないからです。

 

仮に普通の病床に入院させた場合、いとも簡単に院内感染が起きてしまいます。

 

その結果、永寿総合病院の例のように多くの方が亡くなってしまいます。

 

失われる命の数を考えると、受け入れを断るのが正しい判断と言えます。

 

また、同時に迂闊に心筋梗塞などの致命的な疾患を発症できない状況になっています。

 

今、心筋梗塞を都内で発症した場合、運が悪いと受け入れ先が見つからず、その場で命を落とします。

 

平時ではあり得ないことです。

 

これを医療崩壊と呼ばずして、何と呼びましょう。

 

どうしてこんなことが起こったのか、半分は人災です。

 

原因は不明ですが、日本ではCOVID−19の流行がおくれました。

 

その間に準備期間があったのにもかかわらず、政府はほとんど無策だったと思います。

 

ブログに政治の話は持ち込みたくないので、もう明日からは書きませんが、この記事だけでは言わせてください。

 

政治で人の命が失われています。

 

経済を優先しているから仕方ないという声もあるかもしれませんし、それは一理あります。

 

ただ、その政治判断で失われた命が間違いなく存在することは知っておいて頂きたいです。

 

そして、その判断によって失われる命は恐らく想像を超える数です。

 

さらに、それは決して公表されることはないでしょう。

 

隠蔽ではありません。数値化できないからです。

 

・・・今、できることは何か、繰り返しですが不要不急の外出を避けることです。

 

多分ロックダウンしないと収束は難しいと思いますが、自分たちで選んだ政治家の判断なのですから、ついていくしかありません。

 

そして、我々にできることは不要不急の外出を避けることだけなのです。

 

僕はこれまで選挙に行ったことがなかったので、もうこれ以上何も言う筋合いはありません。

 

ただ、次の選挙はちゃんと投票しに行こうと思いました。

 

それでは。