内科医キューピーのつぶやき

医学部首席になれた勉強法や医学情報を発信したりします。

失語(aphasia)

失語は脳卒中で頻度が高いため、比較的よく見る症候だと思います。 一方で古典的な分類ではよく理解できず、診療に困る場面にも遭遇します。 また、変性疾患でも失語を呈することが知られており、知識を持つことが重要です。 今回はそんな失語について、詳細…

CIDP(Chronic Inflammatory Demyelinating Polyradiculoneuropathy)

CIDP(慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー)は、免疫介在性の慢性炎症性末梢神経疾患として最も頻度の高い疾患です。 今回は昨年公表されたCIDP診療の世界標準ガイドラインとも言えるCIDP EAN/PNS Guideline 2021の内容について詳細にまとめてみました。 基…

functional MRI(fMRI)

fMRIは脳を研究するための手法として、現時点で最も注目されるものの1つです。 ヒトはどのように脳を働かせ、考え、行動するのか、その解明の鍵を担っています。 いわゆる"ヒトのこころ"の解明に現時点で必要不可欠とも言えるツールです。 今回はそんなfMRI…

ベッドサイドにおける高次脳機能障害の評価

高次脳機能障害は敷居が高く感じる分野の1つです。 1つ1つの症候が単純ではなく、分類などもやや混み入っている印象があります。 一方で勉強して診察を行うと、非常に面白く感じる分野でもあると思っています。 今回は、ベッドサイドで簡易的(スクリーニング…

Dダイマー高値の対応

日常臨床において"Dダイマーが高いな"ということはしばしばあります。 特にDダイマー=血栓と考えがちですが、本当にそれは正しいのでしょうか。 今回はDダイマーについて病態生理から勉強するとともに、高値の場合にどのような原因を考え、どのように診療方…

急性腎障害(AKI:Acute Kidney Injury)

AKI(Acute Kidney Injury)は日常臨床でもよく遭遇します。 生命予後にも関わり、場合によっては緊急の介入を要する場合もあります。 今回は、そんなAKIについて、ガイドラインなどを中心にまとめてみました。

筋強直性ジストロフィー

筋強直性ジストロフィーは筋疾患というより全身性疾患と捉えるべき疾患です。 様々な合併症をきたし得ることから、あらゆる科に受診の可能性があります。 そんな筋強直性ジストロフィーについて、2020年ガイドラインを中心にまとめてみました。

運動誘発電位(MEP:Motor Evoked Potential)

キューピーです。 MEPは通常ではとっつきにくい検査かもしれません。 しかし、例えばMSでは症状がなくてもMEPで異常を検出できることがあります。 このように臨床的に有用な場面も間々あります。 今回はMEPについて、可能な限り簡潔にまとめてみました。

舞踏運動の診療

キューピーです。 舞踏運動choreaは重要な不随意運動の1つで、時に内科外来受診の主訴にもなり得ます。 今回は舞踏運動の診療についてまとめてみました。

コロナ後遺症について

キューピーです。 COVID-19によるコロナ禍、少なくとも病院に勤めているとまだ終わりが見えません。 一方で個人レベルで見ると、重症化率は当初よりも低下してきています。 これにはワクチンや株の変化などによるところが大きいと言われています。 また(自分…

振戦の診療

キューピーです。 振戦は比較的遭遇頻度が高いですが、知識がないと診療が難しいと思います。 また、時にはER受診の主訴ともなり得るので、ある程度の診療ができる必要があると思います。 今回は振戦の診療についてまとめてみました。

ランバート・イートン筋無力症候群の診療

キューピーです。 ランバート・イートン筋無力症候群は、見逃されやすい疾患です。 そのため、その特徴の理解と疑った際に行うべき検査を把握しておくことが重要です。 2022年5月に本邦で初めてとなるガイドラインも発刊されました。 今回は、ランバート・イ…

重症筋無力症の診療

キューピーです。 重症筋無力症は神経筋接合部障害による重要な疾患の1つです。 特にクリーゼは時に致命的になるため、知識を持っておくことが重要です。 今回は、先日改訂されたガイドラインをもとに重症筋無力症の診療をまとめてみました。

構音障害の診療

キューピーです。 構音障害は重要な症候ですが、難しい領域でもあります。 今回は構音障害について、様々な観点からできるだけ系統的にまとめてみました。

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の診療

キューピーです。 急性散在性脳脊髄炎(ADEM:Acute Disseminated EncephaloMyelitis)はCOVID-19感染やワクチン接種後の事象としても認めることがあります。 しばしば診断が難しい症例もあり、その特徴について知識を持つことは重要です。 今回はADEMの診療に…

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の診療

この記事は2022/8/16に内容更新しました。 キューピーです。 筋萎縮性側索硬化症(ALS:Amyotrophic Lateral Sclerosis)は知名度の高い疾患です。 その診断に際しては、基本的には除外診断を心がけます。 一方でALSを疑う陽性所見などもあり、知識を持ってお…

MMTの評価法

キューピーです。 徒手筋力テスト(Manual Muscle Testing;MMT)は医学生のOSCEでも登場します。 基本的な身体診察だと思われがちですが、実は非常に奥深く難しく感じます。 また、カルテを見るとよく分からない筋肉の略語などでハードルが高くも感じます。 今…

神経伝導検査

キューピーです。 神経伝導検査(NCS)は、主に末梢神経障害の評価で行われる検査です。 重要な検査であるものの、やはり敷居が高い印象があります。 今回は、基本的な事項をできるだけ簡潔にまとめてみました。 参考文献もどれも分かりやすく、おすすめです。

人工呼吸器の使い方

キューピーです。 人工呼吸器は使用頻度が高いものの、設定など非常に奥深く難しい面があります。 集中治療科など、一部の診療科に管理が集中していることもあります。 一方で、病院によってはどの科でも扱えなければならない場合もあります。 今回は、人工…

抗パーキンソン病薬の使い方

キューピーです。 パーキンソン病は頻度の高い神経疾患です。 また、高齢化社会の現代において患者数も増加傾向にあります。 併存症としても多く、あらゆる科で診療の機会があると思います。 今回はとっつきにくいパーキンソン病の薬物治療について勉強して…

頚動脈エコーの方法

キューピーです。 頚動脈エコーは脳梗塞の病型診断に有用です。 それだけでなく、急性期の治療方針決定にも有用な場合もあります。 今回は頚動脈エコーについて、GLを参考にしてまとめてみました。

COVID-19の治療

キューピーです。 COVID-19が猛威を振るっています。 個人的にはデルタ株はこれまでのSARS-CoV-2と一線を画す印象です。 診療の機会も増えてきたため、勉強も兼ねてできるだけ最新の治療をまとめてみました。

抗NMDA受容体脳炎の診療

キューピーです。 抗NMDA受容体脳炎は特徴的な臨床経過を呈します。 そのためメディア等で取り上げられやすく、題材とした映画もあります。 今回は抗NMDA受容体脳炎についてまとめてみました。

抗MOG抗体関連疾患の診療

キューピーです。 抗MOG抗体関連疾患は近年、比較的注目度の高い疾患です。 様々な場面で鑑別となるため、概要について知っておく必要があると思われます。 今回はできる限り新しい情報を集め、まとめてみました。

多発性硬化症(Multiple Sclerosis)

この記事は2022/12/15に内容更新しました。 多発性硬化症(MS:Multiple Sclerosis)は近年増加傾向にあります。 そのため今後はより一層、診療の重要性が増すものと思われます。 今回は基本的な部分について、できる限り新しい情報を参考にまとめてみました。

ESUSの診療

キューピーです。 ESUS:Embolic Stroke of Undetermined Sourseは、塞栓源不明の脳塞栓症です。 2014年に提唱された新しい概念ですが、ガイドラインにも記載があります。 一方で診療方針を決定する際にはあまり役に立たない概念にもなりつつあります。 実際…

脳波レポートの書き方

キューピーです。 意識障害やてんかんなどにおいて、脳波は重要な役割を果たします。 その際にどこに注目してレポート作成するか、自分なりにまとめてみました。 まだまだ勉強中の身であり、基本的な部分のみになります。

新型コロナワクチン接種の記録

キューピーです。 日本でもワクチンの接種が進んでいます。 自分の家族からの相談を受ける機会も増えてきました。 僕自身も先日、2回の接種を終えたばかりです。 今回は久しぶりにコロナ関連の記事を更新してみようと思います。 というより、非医療者に向け…

緊急気管挿管の方法

キューピーです。 診療で遭遇しうる緊急を要する場面の中でも、挿管は最も緊張します。 うまくいかないと患者の死亡にも直結してしまいます。 従って、このような状況に備えて事前に知識を持っておく必要があります。 今回は、1人でそのような場面に遭遇した…

高血圧性脳症の診療

キューピーです。 今回は、高血圧性脳症の診療についてまとめてみました。 PRESやRCVSといった病態も絡めてまとめています。